今回はアメコミの感想です。
グッドポイント:クトゥルフ神話特有の徐々に迫る恐怖感
イマイチポイント:ストーリー展開とキャラクターの扱いが癖あり
※以降ネタバレ注意!!
舞台は1928年。世界各地をロビンたちとともに放浪するブルース・ウェイン。彼らは行方不明になったゴッサム大学の遠征隊を捜索するため、南極のケープ・ヴィクトリアを訪れた。そこで一行を待ち受けていたのは、遠征隊員たちの死体と、異形の姿となって氷原を彷徨う教授、そして氷の中に閉じ込められた巨大な怪物であった。
(遠征隊のリーダーはおなじみペンギン>▽<)
異常な事態を前に退却を余儀なくされた捜索隊だったが、それはさらなる悪夢の序章に過ぎなかった。
舞台をゴッサムに移しさらなる災厄が今目覚めようとしてた。
ペンギン、Mrフリーズ、タリア・アル・グール、ポイズンアイビー、ラーズ・アル・グールなど名だたるヴィランが登場します。
バットマンをはじめとしたキャラクターたちはそれぞれクトゥルフ神話の世界での役割を与えられ、おどろおどろしい雰囲気と見事にマッチして一気に読み進めてしまいます。
ストーリーは序盤からクトゥルフ神話らしい不気味な展開とバットマンの探偵らしさがマッチして読んでいて非常に痛快です。
終盤にかけて、ウエイン家の生い立ちや両親の死などの伏線が回収されていく中でブルース自身の人間性が失われていく様は面白いのですが最終版のまさしく人間でなくなってしまうバットマンにはちょっとがっかりしました><
わたくしはバットマンは特殊な能力を持たないただの人間が、狂気にとらえられ人間性を失ったヴィラン達と渡り合っていく様が魅力だと思っているので人でなくなってしまうバットマンはちょっと残念でした。
クトゥルフ神話的には人間性を失っていく様を扱ったものが多いのでこれはこれでありともいえるのかもしれせんが
あなたはこの作品をどうとらえるでしょうか??
それでは良きフィギュアライフを